2017年3月21日

ワールド碁チャンピオンシップ

3月21日から、日中韓トップ棋士と囲碁AIによる新世界戦「ワールド碁チャンピオンシップ」が開催されます。

 ワールド碁チャンピオンシップ特設ページ

 放送ページ 1回戦 2回戦 3回戦

日程 3月21日(火)―23日(木) 24日(プレーオフ予備日)

各国代表
日本:井山裕太 中国:芈昱廷 韓国:朴廷桓 囲碁AI:DeepZenGo

対戦形式
日本ルール(コミ6目半)
持ち時間 3時間(残り5分から秒読み)
4者による総当たり戦で勝ち数が並んだ場合プレーオフ(優勝決定戦)を実施


2017年3月20日

第10回UEC杯

コンピュータ囲碁の頂点を決める第10回UEC杯が18日19日行われ、結果は中国テンセント社開発のAI・FineArt(絶芸)が優勝、日本のDeepZenGoが準優勝でしたね。

 1日目結果 2日目結果

UEC杯予選決勝 棋譜再生 黒 DeepZenGo 白 FineArt(絶芸)

UEC杯決勝 棋譜再生 黒 DeepZenGo 白 FineArt(絶芸)

他にもプロレベルのソフトは出てたみたいだけど、番狂わせとまではいかず順当に絶芸と
DeepZenGoが1位2位を占めましたね。

今月26日には第5回電聖戦が行われ、この2つのAIと一力七段が互先で対戦します。

そして明日21日からはいよいよワールド碁チャンピオンシップが開催されます。AI代表としてDeepZenGoが出場しますが、絶芸だとちょっと強すぎる気がするので、DeepZenGoにはほどほどに頑張っていただきたいですね。

2017年3月15日

勝ちきる頭脳

「勝ちきる頭脳」を購入。



まだまばらにしか読めてないものの、井山六冠の勝負に対する考え方、世界戦への思い、七冠達成について、AIなど、井山六冠の囲碁観や囲碁への思いが存分に語られた一冊となっています。

また本日、王銘エン九段著のAI関連本も出たようです。
興味ある方は併せてお買い求めください。



2017年3月12日

今月の注目棋戦

棋聖戦は井山棋聖が防衛し、5連覇で名誉棋聖を達成しましたね。
次タイトル戦は十段戦の第2局が3月30日ですが、その間にAIがらみの棋戦が3つ行われますね。

3月18日―19日 第10回UEC杯

3月21日ー24日 ワールド碁チャンピオンシップ

3月26日    第5回電聖戦 

まず今月18日(土)19日(日)に、コンピュータ囲碁の頂点を決める「第10回UEC杯」が開催されます。今回で最後の大会となるようです。
Master(AlphaGo)は出場しないものの、それでも「昨年3月のAlphaGoクラス」以上のAIが複数出場するハイレベルな大会になるんじゃないかと予想されます。
連日野狐囲碁を賑わせている絶芸やDeepZenGoが優勝候補と思われますが、まだ知らぬ無名のダークホースが優勝さらっていく可能性も十分ありそうですね。

続いて21日からは、日中韓のトップ棋士と囲碁AIが世界一を競う「ワールド碁チャンピオンシップ」が開催されます。
AI代表として日本産AIのDeepZenGoが出場しますが、昨年11月の囲碁電王戦の時よりは強くなってると思うので、井山六冠はじめ世界トップ棋士との対戦が楽しみですね。

3月26日(日)には、これも最後の開催となる「第5回電聖戦」が行われます。
UEC杯の優勝・準優勝プログラムがプロ棋士と戦う大会ですが、一力遼七段との互先での対戦が決まっております。昨年までと完全に立場変わって厳しい戦いが予想されますが、こちらも最後の大会に相応しい盛り上がりが期待できそうですね。

それぞれの棋戦の詳細については、またその都度取り上げていきたいと思います。

2017年3月11日

第41期棋聖戦七番勝負日程

第41期棋聖戦七番勝負第6局が3月9日10日の二日間にわたって行われます。


第1局 1月14日(土)・15日(日) 島根県安来市「さぎの湯荘」 白番 河野の中押し勝ち

第2局 1月22日(日)・23日(月) 熊本県菊池市「笹乃家」 白番 井山の5目半勝ち

第3局 2月8日(水)・ 9日(木) 埼玉県川越市「料亭 山屋」 黒番 井山の1目半勝ち

第4局 2月15日(水)・16日(木) 静岡県伊豆市「玉樟園新井」黒番 河野の中押し勝ち 

第5局 3月1日(水)・2日(木) 山梨県甲府市「常磐ホテル」 黒番 井山の中押し勝ち

第6局 3月9日(木)・10日(金) 新潟県南魚沼市「温泉御宿 龍言」 白番 井山の中押し勝ち 
 
第7局 3月15日(水)・16日(木) 神奈川県箱根町「ホテル花月園」

          井山裕太4―2 河野臨

  4勝2敗で井山防衛! 5連覇で名誉棋聖達成!

2017年2月28日

2月の世界戦結果

2月末に行われた世界戦の結果だけ記しておきます。

まず2月21日から行われた第18回農心杯の最終ラウンドですが、日本は大将の井山九段に期待がかかったものの韓国の朴廷桓九段に敗れ、これで日本チームは敗退となりましたね。結果は中国チームが4人残しての優勝となりました。

 第18回農心杯

農心杯第10戦 棋譜再生 黒 井山裕太 白 朴廷桓 白の中押し勝ち

続いて26日、将棋電王戦の振り駒の為に来日していた李世石九段と井山六冠とのエキシビジョンマッチが行われ、結果は李世石九段の中押し勝ちとなりました。

日韓エキシビジョンマッチ 棋譜再生 黒 李世石 白 井山裕太 黒の中押し勝ち