何か久々にテンションあがってきたというか、このようなワクワクした気分で国際棋戦を見るのは久しぶりな気がします。
第18回LG杯
出場棋士
第18回LG杯棋王戦が今日から始まり、日本からは井山五冠、高尾九段、河野九段、羽根九段の4名がシード選手として出場しましたが、皆さん既にご存じのとおり、日本選手3名が二回戦進出を決めました!
一回戦の結果
井山裕太九段―張涛二段戦→棋譜 白番・井山の中押し勝ち
高尾紳路九段―洪性志九段戦→棋譜 黒番・高尾の中押し勝ち
河野臨九段―范廷鈺九段戦→棋譜 黒番・河野の中押し勝ち
羽根直樹九段―睦鎮碩九段戦→棋譜 黒番・睦鎮碩の半目勝ち
※バグ回避の為に、今回別ページに棋譜を用意しました。
ナショナルチームを創設したからといってすぐに結果が出るわけもないだろうし、井山五冠も最近調子があまり良くなさそうな感じだったので、私は今回、仮にダメだったとしてもそれについて文句をいうのはやめておこう、とか思ってたんだけど、まさか3人も二回戦に勝ち上がるとは思いませんでした。
特に河野九段、范廷鈺に勝つとか凄すぎですね。まあ河野九段は、以前から世界トップ棋士相手に勝つことがあったので、それほど不思議な現象でもないのかもしれないけど。
井山五冠と高尾九段は対戦相手に恵まれた方だったのかもしれないけど、でも弱い相手なわけはないので、流石といった感じですね。
羽根さんは、半目負けは惜しかったですね。
でも、今回全員対局内容が悪くなかったというのがいいですね。昨年とか、中韓の棋士に全然勝てなかった時期なんかは、明らかに力負けしてるというか、勝ってもギリギリみたいな碁が多かったと思うけど、今回は何か希望を感じさせてくれるような戦いぶりだった気がします。
その他、一回戦結果
古力九段(中国)―金成進二段(韓国) 金成進二段の白番中押し勝ち
李喆六段(中国)―姜東潤九段(韓国) 李喆六段の黒番中押し勝ち
謝璽豪初段(中国)―李世石九段(韓国) 李世石九段の黒番中押し勝ち
李欽誠二段(中国)―朴永訓九段(韓国) 李欽誠二段の白番中押し勝ち
国宇征三段(中国)―趙漢乗九段(韓国) 国宇征三段の黒番中押し勝ち
夏晨琨二段(中国)―金志錫九段(韓国) 夏晨琨二段の白番半目勝ち
李欽誠二段(中国)―朴永訓九段(韓国) 李欽誠二段の白番中押し勝ち
国宇征三段(中国)―趙漢乗九段(韓国) 国宇征三段の黒番中押し勝ち
夏晨琨二段(中国)―金志錫九段(韓国) 夏晨琨二段の白番半目勝ち
柁嘉熹三段(中国)―李昌鎬九段(韓国) 柁嘉熹三段の黒番中押し勝ち
蕭正浩八段(台湾)―李映九九段(韓国) 李映九九段の白番中押し勝ち
時越九段(中国)―安亨浚四段(韓国) 安亨浚四段の白番5目半勝ち
韓一洲二段(中国)―安祚永九段(韓国) 安祚永九段の白番中押し勝ち
陳耀燁九段(中国)―朴廷桓九段(韓国) 陳耀燁九段の白番中押し勝ち
そして、二回戦は明後日12日(水)に行われる予定ということで、既に対戦相手が決まっていますね。
井山裕太九段―李映九九段(韓国)
高尾紳路九段―国宇征三段(中国)
2回戦になると流石に楽な相手はいませんね。特に河野九段は、またしても厳しい相手と当たってしまいました。
今まで何度も期待を裏切られてきてるので、あまり調子に乗ったことを書くべきではないのかもしれないし、もしかしたら今回の結果もたまたまだったのかもしれない。
しかし、決して勝てない相手ではないと思うし、今回1回戦で韓国の強豪が多数消えてくれたりと流れが来てることも間違いないと思うので、日本勢残りの3人には何とかベスト8目指して頑張ってほしいと思います!
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