2013年9月19日

第38期名人戦第二局―封じ手予想

第38期名人戦第二局が、広島県尾道市「西山別館」で今日から始まり、18時8分に白番の井山挑戦者が42手目を封じて、一日目が終わりました。
一日目の消費時間は、黒番の山下名人が3時間15分、白番の井山挑戦者が4時間53分だったそうです。

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 黒 山下敬吾 白 井山裕太

第一局とちょっと似た感じの碁形になってますね。右辺で封じ込めを図る黒に対し、白がサバくかという勝負どころを迎えています。

封じ手予想ですが、幽玄の予想ヒントでは、A~Dが候補にあがっていますね。EやFは私が独自に加えました。
井山五冠はBやCみたいな守りの手は余り打たない気がするし、ここはAのキリを狙っていきたい局面だと思うので、私はAを基軸に考えたいと思います。
問題は単純にAと切っていいものかどうか、つまりAと切る前に白Eの出やFのマガリを打った方がいいのかどうかなんだけど・・・

BS解説の結城十段が作っていた図の一つですが、仮に1~6までを打って白7と切った場合、次に黒Aとアテていっての戦いになるけど、この図はBのところにも断点があるので、私は井山五冠なら、この図も含みにしつつ何とかサバくんじゃないかという気がします。

でも、当り前のことだけど、利きが多くある場合それを決めるかどうか、あるいはどのタイミングで決めるかが非常に難しいので、本当にこの図を選んでもいいのかどうか。もしかしたら、何も決めずに単純に最初の図Aのキリからいった方がいいのかもしれない。

私はせめて5の出だけは決めておきたい気もするけど、でも6のところにおさえられると、白もダメが詰まって黒Cのキリが生じるので打ちにくいですね。
でも図のように3のところに白石があると黒Cのキリを防げるので、そうなると自然に白3に石を持ってくる為に白1のマゲを打っておきたくもあります。しかし、本当にそこまで形を決めてしまっていいのか。・・・堂々巡りです。

利きは出来るだけ保留して打ちたいけど、打ちそびれると間に合わなくなったり、逆に相手に打たれたりといったことがあるので、難しいですね。正直分からないので、私はもう最初の図Fでいきたいと思います。
でも、これだけ悩んで、最初の図BやCだったら赤っ恥もいいところだな・・・

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