2013年10月21日

第39期天元戦第一局

第39期天元戦五番勝負第一局は、146手までで白番の井山天元が中押し勝ちし、天元防衛に向け幸先の良い1勝目をあげました。
終局は17時0分、残り時間は持ち時間3時間のうち両者ともに残り1分だったそうです。

 第39期天元戦

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 黒 秋山次郎 白 井山裕太 白の中押し勝ち

井山六冠は、相変わらず手の見え方が尋常じゃないというか、複雑な局面になると負ける気がしないですね。終盤右下で鮮やかにしのいで、勝ちを決めました。

幽玄解説から
井山天元の感想: 「(上辺の戦いは)他の打ち方がわからなかったので、長期戦を目指しました。 (下辺の競り合いは)攻めているつもりが薄くなってしまって、おかしかった。黒71と進出されたあたりはダメにしたと思いました。中央の競り合いでチャンスが来たかな、と思いましたが、黒121にまわられては、自信ありません。 右下は読めていたわけではないのですが、運よく取り込めながらシノぐことができました。」

秋山挑戦者の感想:「上辺はちょっと苦しいかいい勝負か ぐらいの感じだと思いました。黒71は最初は一間にトブつもりだったのですが・・・一間の方がよかったですか? 黒77がおかしかった。白78とハネられて、不本意な流れになってしまいました。 右下は、正しく打てればなんとかなりそうな感じがしていましたが、まだどう打てばいいかはわかっていません。」

先日名人戦が第五局で終わったのは非常に大きいですね。井山六冠といえども、やっぱりタイトル戦を3つ同時に戦わなければならない状況というのは、かなりキツかったと思うので。まあ、それでもまだハードスケジュールであることに変わりないけど、今日の勝ちを見るにこの天元戦も全然問題なさそうなので安心しました。

第39期天元戦第2局は今月28日(月)北海道北見市「大江本家」で行われる予定です。しかし、その前に24日(木)から始まる王座戦に注目ですね。では、また。

追記:中日新聞の情報

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