2013年11月19日

第61期王座戦第二局

第61期王座戦第二局は、243手までで黒番の井山王座が中押し勝ちをおさめ、シリーズ2連勝でタイトル防衛まであと1勝に迫りました!
終局は18時44分。残り時間は、持ち時間3時間のうち黒番の井山王座、白番の張栩挑戦者ともに残り2分だったそうです。

 日経のサイト

第1局に続き、井山六冠がまたしてもコウで圧倒した一局となりましたね。


 黒 井山裕太 白 張栩 黒の中押し勝ち

パンダ解説から
55手目までの左辺の攻防は、黒がうまくサバいたとのこと。98手目から右辺でコウが始まりましたが、白のコウ立ての仕方が難しく少し白が不本意な進行になったようです。
149手目で右上をコウにした手が決め手となったらしく、その後159~167手目まで左上と連絡して黒の勝ちとなりました。

 167手目からの局面。白6とノゾかれて中央黒も薄そうに見えますが・・・

5と出られたとき6とゆるめていって連絡し、AとBを見合いにして勝負を決めました。
ゆるめる手は当たり前といえば当たり前なんだけど、私は実戦で、こういうところ手拍子でオサえてしまうことが多いので、参考になる読み筋でした。

これで2勝目ということで、王座戦はもう大丈夫そうですね。
そして次の第3局は、もう明後日21日(木)に今日と同じ宮城県仙台市秋保温泉「茶寮宗園 」で行われるということで、この感じだと次で決まりそうな気もします。でも、この二人の碁は本当に面白い碁が多いので、次も楽しみですね。では、また!

2 件のコメント:

  1. 私個人の印象としては、
    最初左上星で、隅と左辺上部が両方黒地になった時点で、
    かなり黒有利な感じがします。

    かなり不利な感じの中で、大きく黒模様を減らしに行って、
    一つ目は奏効したけれど、
    70手目以降の二つ目の黒地への働きかけは、
    囲まれ分断されコウになってしまうという状況、
    ここで勝負あったような気がします。

    早い段階で勝負が付く碁もあるから、
    これはこれでひとつの勝負といってもいいと思いますね。

    ちなみに、私はこちらのブログでKIFLAについて知りました。

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  2. タイトル戦でここまで圧倒できるのは、やっぱり井山六冠は凄いですね。
    明日の第3局も楽しみですね。

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