2014年1月24日

第52期十段戦挑戦者決定戦

今日、第52期十段戦挑戦者決定戦・井山―高尾戦が行われ、結果は273手までで白番の高尾九段が5目半勝ちし、5年ぶりの十段挑戦を決めました。
終局は午後6時43分。残り時間は持ち時間3時間のうち、黒番の井山六冠、白番の高尾九段ともに残り1分だったそうです。

 産経のサイト

 第52期十段戦



 黒 井山裕太 白 高尾紳路 白の5目半勝ち

井山六冠残念でしたね。
これで七冠制覇までまたふりだしに戻ってしまったわけで、痛恨の敗戦って感じですが、ただ思ったよりすんなり負けを受け入れられたというか、一発勝負なのでまあこういうこともあるだろうなとは思ってました。

それにしても、ここで躊躇なく勝つところが高尾九段らしいですね。
私も、周囲の人間が殆ど対戦相手に肩入れしているような状況で、空気読まずに勝ってしまったことがあって、祝福されない勝利を味わったというか、「勝ってはいけなかったんかな」と悩んだ経験があるんだけど、でも今日の結果を見て、やっぱ「勝負の世界」ってのはこうあるべきだよなと妙に納得いったという感じです。
せっかくの挑戦なので、高尾九段には何としてもタイトル獲得してほしいですね。井山六冠は、気を落とさずに、とりあえずは棋聖の防衛戦を頑張ってほしいと思います。

産経新聞から

高尾九段「今日の相手は井山さん。いい勉強になると思い、一生懸命打った。しばらく遠ざかっていたタイトル戦には気合を入れて臨みたい」

井山六冠「今後も重要な対局が続くので、7冠のことはしばらく考えず、目の前の碁をしっかり打っていきたい。その先にまた(7冠の)チャンスがあれば」

結城聡十段との五番勝負は、3月4日、東大阪市・大阪商業大学で開幕します。

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