４月の世界戦まとめ

ちょっと中々時間が取れなくて記事を書くのをさぼってましたが、４月に行われた世界戦の結果だけ記しておきます。

それぞれ、日本棋院のサイト情報でご確認ください。

　第４回黄竜士双登杯

まず、４月の６日～１２日まで行われていた黄竜士双登杯女子団体戦の第２ラウンドですが、日本勢で残っていた大沢奈留美四段、謝依旻六段ともに敗れ、日本チームは敗退となりましたね。優勝は中国チームだったそうです。

続いて、４月１４日～１９日まで行われていた第１９回LG杯の統合予選ですが、今年も日本からの予選通過者は出ませんでしたね。
　
　棋院情報（１８日）

一力七段が二回戦で中国の王檄九段を破り、予選通過の期待が掛かりましたが、準決勝で韓国の韓態熙四段に敗れ、日本選手は全員敗退となってしまいました。

予選準決勝　一力遼―韓態熙戦

棋譜再生 　黒　韓態熙　白　一力遼　黒の中押し勝ち

今日（２８日）の毎日新聞の囲碁のページだったかに今回のLG杯予選のポイント解説みたいなのがちょっと載ってたので、興味のある方は見てみてください。
LG杯の本戦は６月９日に開幕します。日本からは、結城聡九段、山下敬吾九段、張栩九段、伊田篤史八段がシードで出場します。

続いて、２５日（金）～２７日（日）に行われた第３回天台山葛玄緑茶杯女子団体戦ですが、日本チームは初戦で台湾チームを下したものの、その後中国と韓国に敗れ、結果は３位でしたね。

　第３回葛玄緑茶杯


第１戦（２５日）の結果

　日本―台湾

謝依旻―黒嘉嘉　　白番・黒嘉嘉の３目半勝ち
青木喜久代―張正平　　白番・青木の中押し勝ち
奥田あや―張凱馨　　黒番・奥田の中押し勝ち
（左が日本、右が台湾）

２勝１敗で日本チームの勝ち

中国―韓国

王晨星―金惠敏　　黒番・金惠敏の半目勝ち
於之瑩―崔精　　黒番・於之瑩の中押し勝ち
ゼイ廼偉―呉政娥　　白番・ゼイ廼偉の１０目半勝ち
（左が中国、右が韓国）

２勝１敗で中国チームの勝ち

第２戦（２６日）の結果

日本―韓国

謝依旻―金惠敏　　黒番・金惠敏の中押し勝ち
青木喜久代―崔精　　白番・崔精の３目半勝ち
奥田あや―呉政娥　　黒番・呉政娥の中押し勝ち
（左が日本、右が韓国）

３勝０敗で韓国チームの勝ち

中国―台湾

王晨星―黒嘉嘉　　黒番・王晨星の中押し勝ち
於之瑩―張正平　　白番・於之瑩の９目半勝ち
ゼイ廼偉―張凱馨　黒番・ゼイ廼偉の中押し勝ち
（左が中国、右が台湾）

３勝０敗で中国チームの勝ち

第３戦（２７日）の結果

日本―中国

謝依旻―王晨星　白番・王晨星の中押し勝ち
青木喜久代―於之瑩　黒番・於之瑩の６目半勝ち
奥田あや―ゼイ廼偉　白番・ゼイ廼偉の６目半勝ち
（左が日本、右が中国）

３勝０敗で中国チームの勝ち

韓国―台湾

金惠敏―黒嘉嘉　黒番・黒嘉嘉の３目半勝ち
崔精―張正平　黒番・崔精の中押し勝ち
呉政娥―張凱馨　白番・呉政娥の中押し勝ち
（左が韓国、右が台湾）

２勝１敗で韓国チームの勝ち

最終結果
　優勝：中国
　２位：韓国
　３位：日本
　４位：台湾


もう一つ、現在中国の丙級リーグに、日本から伊田篤史八段、余正麒七段、許家元二段、姚智騰二段の４名でチームを組んで参加してますね。
許家元二段が頑張ってるものの、ただ４人中３勝以上しないとほとんど勝ち点が増えないので、チームとしては昇級は厳しいようだけど。でも許家元二段は５月に開催されるグロービス杯にも出場するので、頑張ってほしいですね。

４月は大体いつもどおりの結果という感じでしたが、取りあえずまとめということで。では、また。