2013年1月17日

第37期棋聖戦七番勝負開幕

第37期棋聖戦七番勝負が今日から始まり、挑戦者の井山五冠が54手目を封じて、一日目が終わりました。一日目の消費時間は、黒番の張栩棋聖が2時間45分、白番の井山挑戦者が4時間45分とのことです。ちょっと差がついてますね。

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一日目手順
黒 張栩 白 井山裕太

封じ手予想ですが、幽玄の封じ手予想ヒントではA~Eが候補にあがっていますね。AとBは直接右上の黒に迫っていく手で、C~Eは先に上辺に絡んで行こうという手だそうです。でも私は、右上が忙しそうなので、C~Eは選択から消すことにします。
私は最初、平凡にBの右下(P12)にコスミ出していくような手を考えたんだけど、右上打つにしてもAやBなんですね。言われてみればそっちの方が働いてそうな気もします。というわけで、若干怖い気もするけど、井山五冠の力を信じて、思い切ってAでいきたいと思います。

今日の碁は23手目~25手目のオシなど、張栩棋聖の趣向が目立っていますね。以前から張栩棋聖は、棋風改造で厚い碁を試しているとのことですが、それが顕著に出ている気がします。それに対し井山五冠は慎重になっているのか、持ち時間で2時間差をつけられているのが少し不安ではありますね。でも井山五冠は秒読みも強いので、まあ大丈夫だろうと思うことにします。

形勢はよく分かりませんが、右上と上辺の白が弱いままだと下辺黒が大きくなってくる可能性もあるので、やはり右上がどう決まりがつくかが勝負の分かれ目になってきそうですね。でもまあ、井山五冠はその辺の処置も巧みなので、その手腕に期待したいと思います。

明日は井山五冠が囲碁界史上初の同時六冠に向けて1勝目を挙げるのか、それとも張栩棋聖が立ちはだかるのか、その勝敗にも注目ですね。では、短いですが、また明日!

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