2013年1月31日

第37期棋聖戦第二局 封じ手予想

 第37期棋聖戦の第二局が今日から始まり、白番の張栩棋聖が64手目を封じて一日目が終わりました。一日目の消費時間は、黒番の井山挑戦者が4時間58分、白番の張栩棋聖が2時間32分だそうです。井山五冠は長考が続き、前局に続いて持ち時間で差を付けられていますね。

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一日目手順
黒 井山裕太 白 張栩

今日も序盤から、張栩棋聖の趣向が目立ちましたね。2手目高目から4手目目外しというのは、ネット碁なんかだと割と見かけますが、タイトル戦では滅多に見ないような進行ですね。
対する井山五冠は、35手目のマゲ、37手目のケイマなどでじっくりと構え、迎え撃つ姿勢を見せます。黒59手目に対し、白60とトンだのは黒の模様化を防ぐ好点ですが、黒も61~63と確実に打ち進め、相手の出方を窺ったところで張栩棋聖が次の手を封じて一日目が終わりました。

幽玄の封じ手予想ヒントでは、A~Eが候補にあがっていますね。右辺の黒模様の消しが焦点ということらしいですが、候補が多すぎて正直ぜんぜん分かりませんね。Dがセオリーという気もしますが、Eのツケも面白そうですね。BS解説の羽根九段によると、右上のカド(R15)や、E以外に右辺の黒石にツケるような手も、もしかしたらあるかもしれないとのことです。
というわけで、ここはあえて選択肢以外からの選択ということで、私はR15のカドでいきたいと思います。

形勢についてですが、私が黒を持ってたらアマされそうで不安になるかもしれないけど、井山五冠はこういう碁を得意としているので、多分大丈夫なんじゃないかと思います。なので、明日は井山五冠がどうまとめるかに注目したいと思います。では、短いですが、また明日!

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