2013年4月29日

第2回華頂茶葉杯女子団体戦

今月26日に中国浙江省で開幕した第2回華頂茶葉杯女子団体戦ですが、今日で全日程が終了しました。今回日本チームは、謝依旻六段と向井千瑛五段の活躍もあって中国と台湾を破るなどの大健闘を見せてくれましたが、勝ち星の関係で結果は惜しくも3位でしたね。

 第2回華頂茶葉杯女子団体戦

26日 第1戦の結果

日本―台湾(左が日本代表、右が台湾代表)

謝依旻六段―黒嘉嘉六段 黒番・謝依旻の半目勝ち 【棋譜再生】

奥田あや三段―蘇聖芳二段 黒番・蘇聖芳の中押し勝ち 【棋譜再生】

向井千瑛五段―張正平三段 黒番・向井の7目半勝ち 【棋譜再生】

2勝1敗で日本チームの勝ち

中国―韓国(左が中国、右が韓国)

李赫五段―朴鋕恩九段 白番・李赫の3目半勝ち

金美里二段―唐奕二段 白番・金美里の中押し勝ち

王晨星五段―金彩英初段 白番・王晨星の中押し勝ち

2勝1敗で中国チームの勝ち


27日 第2戦の結果

日本―韓国(左が日本、右が韓国)

謝依旻六段―朴鋕恩九段 黒番・朴鋕恩の中押し勝ち 【棋譜再生】

奥田あや三段―金美里二段 白番・金美里の中押し勝ち 【棋譜再生】

向井千瑛五段―金彩英初段 白番・向井の中押し勝ち 【棋譜再生】

2勝1敗で韓国チームの勝ち

中国―台湾(左が中国、右が台湾)

李赫五段―黒嘉嘉六段 黒番・李赫の中押し勝ち

唐奕二段―蘇聖芳二段 白番・唐奕の中押し勝ち

王晨星五段―張正平三段 黒番・王晨星の中押し勝ち

3勝0敗で中国の勝ち


28日 第3戦の結果

日本―中国(左が日本、右が中国)

謝依旻六段―李赫五段 黒番・謝依旻の中押し勝ち 【棋譜再生】

奥田あや三段―唐奕二段 黒番・唐奕の中押し勝ち 【棋譜再生】 

向井千瑛五段―王晨星五段 黒番・向井の半目勝ち 【棋譜再生】

 2勝1敗で日本チームの勝ち

韓国―台湾(左が韓国、右が韓国)

朴鋕恩九段―黒嘉嘉六段 白番・朴鋕恩の中押し勝ち

金美里二段―蘇聖芳二段 黒番・金美里の中押し勝ち

金彩英初段―張正平三段 白番・金彩英の中押し勝ち

 3勝0敗で韓国チームの勝ち



 第3戦 黒 謝依旻 白 李赫 黒の中押し勝ち


 第3戦 黒 向井千瑛 白 王晨星 黒の半目勝ち

というわけで、チームの勝敗は日中韓それぞれ2勝1敗だったんだけど、その場合は全体の勝ち星の数により勝敗が決まるらしく、その為勝ち数5の日本は3位ということになりました。
また勝ち数6で並んだ中国と韓国は、主将の勝ち数が同じ2勝だったため、副将の勝ち数で1つ上回った韓国の優勝ということになりました。

結果:優勝 韓国 2勝1敗 
    2位 中国 2勝1敗 
    3位 日本 2勝1敗 
    4位 台湾 0勝3敗 

結果だけ見れば、今回も日本は定位置の3位だったけど、でもこれはちょっと運がなかったというか、ルールに阻まれたところもあるので、実質的にはそれ以上の価値があるんじゃないかと思います。

謝依旻六段は今回2勝ということで、最近世界戦でも少しずつ結果を出せるようになってきましたね。3人チームの団体戦では、勝ちを期待出来る人が2人いなければ話にならないので、謝依旻六段が勝てるようになってきたってのは、非常に大きいと思います。
そして向井さんも3戦全勝ということで、本当に凄いですね。まあ、向井さんは以前から五分で打てている印象だったけど。

ちょっと思ったんけど、今度こういう大会がある時には、一度向井さん主将でやってみてもいいんじゃないだろうか。更に上の強さを目指す為には、朴鋕恩やゼイ廼偉といったところと当たるのも大事だと思うし、今回のルールだと主将の勝ち数も重要になってくるので、そうすると三将よりも主将で勝ち星をあげてくれた方が、より上位に行ける可能性が高くなる。
謝依旻六段には、逆に副将で勝ち星を稼いでもらって、更に自信を付けてもらうとか。
まあ、今回向井さんが三将で確実に勝ち星を稼いでくれたってのも大きかったと思うから、裏目に出る可能性も多分にあるけど・・・。

まあ何はともあれ、今回久々に中国に勝利ということで、こうやって勝ってくれると記事を書く意欲も沸いてくるので、本当に嬉しいですね! では、また!

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