2013年7月10日

第68期本因坊戦第六局-封じ手予想

第68期本因坊戦の第六局が、三重県鳥羽市「戸田家」で今日から始まり、黒番の井山本因坊が71手目を封じて、一日目が終わりました。
一日目の消費時間は、黒番の井山本因坊が3時間18分、白番の高尾挑戦者が3時間43分だったそうです。

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一日目手順

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 黒 井山裕太 白 高尾紳路

一日目の流れですが、白が地を取って、黒が模様を形成するという分かりやすい碁形となりましたね。白はどこから消すかというところで、22と右辺に割って入りました。続いて黒の攻めに対し、白は右辺で早おさまりを目指しますが、黒も35~38で形を決めるなど実戦的な打ち方ですね。40まで一段落した後、黒は左下に転戦します。
左下の進行ですが、53手目にハネた手は珍しそうな手ですね。実戦、左下隅の黒はまだ完全に生きているというわけでもないみたいだけど、けっこうシャレた形に見えますね。
戦場は下辺へと移り、白をどう攻めるかというところで井山五冠が打った67手目が、井山五冠らしい掴みどころのない手でしたね。続い黒の攻めを白がどうかわしていくかというところで、井山本因坊が71手目を封じて一日目が終わりました。

幽玄の封じ手予想ヒントですが、解説の林子淵七段はAの一点予想のようですね。三村九段はその一路上も予想してて、井山五冠は普通の手は打たなそうな気もするので、そっちも気になりますね。
でも、解説の林子淵七段が他の候補を上げないってことは、よほど自信あるのかなという気もするので、ここはAでいってみたいと思います。

形勢についてはこの後の攻防次第という気がするので、明日は封じ手も含め下辺の攻防に注目ですね。そして、本因坊戦もいよいよ第六局ということで、井山本因坊が防衛を決めるのか、高尾挑戦者が勝って最終局にもつれこむのか、結果がどうなるかも非常に楽しみですね。では、また明日。

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