2013年6月20日

第9回春蘭杯決勝三番勝負第三局~陳耀燁初優勝

今日第9回春蘭杯の決勝三番勝負最終局が行なわれ、黒番の陳耀燁九段が中押し勝ちし、2勝1敗で世界戦初優勝を果たしました。

 第9回春蘭杯



 黒 陳耀燁 白 李世石 黒の中押し勝ち

陳耀燁って天才の呼び声が高くて、確か中国で一番期待されてる棋士だったんだけど、その割には今まで優勝に縁がなくて、同世代の朴文尭や周睿羊や年下の范廷鈺とかにまで先を越されたりと、ちょっともたついてる感じだった。
最近は安定して調子を維持してて、後は優勝するだけみたいな雰囲気だったけど、ついに初優勝しましたね。

昨日、陳耀燁は少し「怖さ」に欠けるみたいなこと書いたけど、それは二年ぐらい前までのイメージを引きずったものだったんだけど、でもこうやってきっちり結果出すってことは、認識を改めならければならないかもしれないですね。見た感じ棋風も崩れにくそうだし、何よりトップの層が厚くなった時代にこの安定感というのは、本来最も評価されるべきポイントの一つの筈だし。

本当に、井山五冠大変な相手と戦うことになってしまいしたが、河野九段が范廷鈺に勝ったように絶対勝てない相手ということは無いと思うので、11月までにしっかり対策練って頑張ってほしいと思います。

0 件のコメント:

コメントを投稿