第38期天元戦第一局は、155手までで黒番井山天元の中押し勝ちでした。終局は16時35分だそうです。
実戦からの出題:白が上辺でサバキを求めている局面。△に切って様子を窺った手に対し、実戦井山天元(黒)はどう打ちましたか?
正解は・・・
実戦、何と手抜きで、中央からいきなり仕掛けていきました。白6のコスミつけで黒が窮屈そうにも見えますが・・・
黒7から中央白への反撃を含みにしつつ・・・
23まで先手で下辺を生きて、悠々上辺に手を戻しては黒が良くなったようですね。あのタイミングで中央に仕掛けていく発想と、それを成功させる辣腕ぶりに脱帽です。
黒 井山裕太 白 河野臨 黒の中押し勝ち
対局の感想・・・34手目、布石は白がやや厚いのではないかとのこと。49手目、手拍子で右下つないでしまうようじゃダメなんだろうなあ。65手目、ここから仕掛けるものなんですね。131~142手目、カッコよくて卒がないって感じのヨセですね。155手目、白一子を切り離し、地合いも大差っぽい。
黒 井山裕太 白 河野臨 黒の中押し勝ち
対局の感想・・・34手目、布石は白がやや厚いのではないかとのこと。49手目、手拍子で右下つないでしまうようじゃダメなんだろうなあ。65手目、ここから仕掛けるものなんですね。131~142手目、カッコよくて卒がないって感じのヨセですね。155手目、白一子を切り離し、地合いも大差っぽい。
というわけで、井山四冠、天元防衛に向けて幸先のいい一勝目を挙げました。第2局は11月16日(金)岐阜県岐阜市「岐阜グランドホテル」で行われるそうです。
そろそろ棋戦の記事書くのを再開しようかと思って、本当は棋聖戦の挑決からにしようかなと思ってたんだけど、やっぱり井山四冠の碁は面白いですね。記事の書き方の勉強も兼ねて、天元戦もできるだけ記事にしていきたいと思います。
棋聖戦の挑決は、井山四冠と高尾九段による張栩棋聖へのリベンジマッチを賭けての勝負ということで、非常に盛り上がりそうですね。去年は高尾九段を応援したけど、今年はどちらの立場に立つこともなく、一囲碁ファンとして対局を楽しみたいと思います。
井山四冠の七冠制覇を考えるならば早いうちに棋聖をとっておくべきだと思うけど、その前に高尾棋聖誕生を見て、七冠制覇を掛けて高尾棋聖との勝負というのも、また熱い展開ですからね。
いずれにせよ、この棋聖戦挑決が、今年最後にして最大の大一番と言えるかもしれません。棋聖戦挑戦者決定戦は、11月8日(木)に行わる予定です。では、また!
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