2013年9月27日

第38期新人王戦第二局~富士田優勝!

昨日26日に行われた、第38期新人王戦の決勝三番勝負第二局ですが、結果は181手までで黒番の富士田明彦三段が中押し勝ちし、シリーズ2勝0敗で新人王のタイトルを獲得しました。

 第38期新人王戦

 関西棋院(新人王戦第二局)



 黒 富士田明彦 白 余正麒 黒の中押し勝ち

パンダ解説から。
71手目までの右下の攻防では、白がややポイントを上げたということでしたね。
84手目から白は上辺に割って入りますが、88手目で白Aと打った手では、1とゆったり構えておけば、中央の黒がどれだけまとまるかの勝負になり、この図は長期戦コースとのこと。
実戦は白Aと打って頑張ったために、黒からの厳しい攻めを受けることとなった。

黒は99手目(下図1)から、デギッて石塔シボリに行ったのが厳しく・・・
黒31まで、上辺白に生きを強要しながら中央白を睨む展開となり、黒が優勢になったようです。

白も144手目(下図1)から反撃に出ましたが・・・
14のコウ取りまで黒有利な一手ヨセコウとなり、ここのコウを制して勝負が決まりました。

というわけで、みごと富士田三段の優勝となりました。日本棋院の画像の富士田三段、凄い良い顔してますね。第1局の時も書いたけど、富士田三段は昨年優勝逃してるだけに良かったですね。おめでとうございます!

余正麒七段はこれが最後の出場機会ということで残念でしたが、来月から始まる本因坊リーグでの活躍に期待したいと思います。では、また。

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