2014年11月22日

今年買った本3


鬼手(おにで)―上級を目指す 味わい鑑賞し、攻防の急所発見力を高める

名手や妙手は碁の面白さの一つだと思いますが、名手・妙手の世界に興味があるという方には、上村邦夫著の『鬼手』がおすすめです。

1999年に出版された本なので、それ以降に打たれた手は当然収録されてないものの、囲碁史に残る名手の数々が解説付きで71手紹介されています。
今年週刊碁で行われた企画「棋士200人が選んだ語り継ぎたい好手・名手ベスト10」の中からも、5位と8~10位以外の手は全部収録されています。

「棋士200人が選んだ語り継ぎたい好手・名手ベスト10」

第1位 加藤正夫 ヨセのツケ
第2位 本因坊秀栄 三子逃げ出し
第3位 本因坊丈和 丈和の三妙手
第4位 坂田栄男 冴える外ノゾキ
第5位 藤沢秀行 大長考のトビ
第6位 本因坊秀策 耳赤の一手
第7位 呉清源 鉄柱に下ツケ
第8位 依田紀基 奇想天外のツケ
第9位 高尾紳路 必殺の2線オキ
第10位 山下敬吾 絶妙の鼻ツケ

他にも、とにかく凄い手、面白い手ばかりが載っているので感性を養いたいという人におすすめの本と言えそうです。

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