因縁の対決、ヒカルVS御器曽戦。以下、原文から。
この碁も実はヒカルの棋譜のサイトには無く、元ネタとなった碁も分かってないのですが、コミックスから盤面図を作成し、手順も想像ですが作ることに成功しました。右辺での攻防と、終局直前の左辺での手順だけは少し自信ないけど、大体合ってるはず。空き隅を占める順番とかはどうやっても想像の域を出ないけど。
黒 進藤ヒカル初段 白 御器曽七段 黒の中押し勝ち 【棋譜再生】
序盤は白の実利対黒の模様で、またしてもヒカルの宇宙流です。これだけ景気よく模様張らしてもらえるなら、私なら黒持ちたいな。というより、私ならこれだけの規模の模様は絶対に相手に張らせない。
御器曽「何!?ツケコシだと?それなら白四子は捨石にして、中央を突破してやる」
御器曽「どうだ、なあ華麗な打ち回しだろう。ギャラリーがいれば歓声があがるところだぜ」
ヒカル「俺に話しかけてるヒマがあったら、もっとよく盤上を見るんだね」
御器曽「な、強がるのも大概にしろ。コミは出せない形勢のはずだ」
ヒカル「ここからだ」
ヒカル「中央の薄みを補わず、地に走り過ぎたのがアンタの敗因だ。打ってる時は、気持ちよく打ててたんだろうけどな」
僅か89手、短手数での終局です。漫画的演出の為仕方ないとはいえ、御器曽さんあっさり技に掛かりすぎですね(笑)。1にハネだされた時に切れば、中央切り離されるのは自明なのだから、切らずに、何かかわす手を考えないと。その前に、どう見ても中央薄いのに、右上隅で更に地を稼ぐなんて、考えられない。私なら中央を補強するか、もしくは66手~70手目ぐらいの間に、案外薄く見える左上の黒に寄りつく手段を考えます。御器曽さんにだったら、何だか私も勝てるんじゃないかという気がしてきました。
2011/10/2初出→2012/11編
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