2013年5月9日

東洋七段戦2

いつも勝ち碁ばかり記事にしているので、今日は負けた碁の検討ということでやっていきたいと思います。



 黒 相手 白 私 黒の12目半勝ち

全体的に問題点が多く、悪かったところをあげていくとキリがないので、最終的に敗因になったところだけ。

176手目の局面、右下を何か手にしないと負けと思い、秒に追われて▲にツナいでしまったがこれが敗着となった。多分ダメだろうなと思いながら、何故わざわざダメな手を選んでしまうのか。

▲の味を見て手をつけていくも、冷静に黒6に受けられて事切れた。でも黒6で仮にAと打ってくれたとしても、どちらにしろダメだったようである。その他色々研究してみたものの、有力な手段を発見することは出来なかった。変化自体は色々ありそうだけど、ダメなものはどう打ってもダメの典型だった。

実戦176手目では、1の方からアテるべきだった。3のアタリも決めて5に差し込めば、中央左の黒は切断の具合を見て、受けにくい形をしている。
一応J11で受かっているようだけど、相手も秒に読まれているのでミスしないとも限らないし、正しく応対されたとしても白Aが大きく、これならヨセ勝負のようである。

この碁は右下が手にならなかった時点で投了すべきだったんだけど、中々投げることができず結局最後まで打ち続けてしまった。勝負所で判断ミスして負けるのは仕方ないとしても、潔くないなとは自分でも思う。
自分の碁の悪いところとして、狙いすぎたり、しつこかったり、見苦しく打ち続けたりといった点があげられるけど、そういった悪いところばかりが出た一局だった。まあ、それで勝つこともあるんだけど、それだと中々勝率も安定しないので、次からはもうちょっと落ち着いた打ち方も出来るように心がけていきたいと思います。

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